2014年5月5日月曜日

ペドロ・イノウエ 「Rise & Fall」

2014年3月28日 過去 短縮URL http://p.tl/83tX

東京から新しい芸術文化を創造・発信するアートセンター | tokyo wonder site

【TWS渋谷・AAA関連企画】3月28日(金)ペドロ・イノウエ(ブラジル)によるプレゼンテーション開催


トーキョーワンダーサイト渋谷では、「アジア・アナーキー・アライアンス」展の関連企画として、現在、芸術文化国際機関推薦クリエーターとしてブラジルから招聘しているペドロ・イノウエによるプレゼンテーション「Rise & Fall」を開催します。

日時:2014年3月28日(金)  18:30 - 20:00 日英通訳つき
会場:トーキョーワンダーサイト渋谷 スペースA
入場料: 無料
主 催: 公益財団法人東京都歴史文化財団トーキョーワンダーサイト

 イノウエは、今回の滞在中、レジデントの川久保ジョイ、イルワン・アーメット、ティタ・サリナ、パリバルタナ・モハンティらとともに、東北で視察を行いました。本プレゼンテーション「Rise & Fall」では、利益至上主義が現代社会にどのような影響をもたらしているか。AAA展がアジアの視点で現代社会における様々な問題を提示するのに対し、活動家として、またブラジル人というラテンからの視点で、問題提起を行います。

ペドロ・イノウエ:1977年生まれ。グラフィックデザイナー。

反消費社会、反資本主義などをテーマに掲げるカナダ拠点の非営利組織「アドバスターズ(Adbusters)」が発行する批評誌のクリエイティブディレクターを務める。

本誌は、さまざまな社会問題や政治問題を扱っており、グラフィックスを多用することで強いメッセージ性をもつ批評誌として知られている。

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リンク


「ペドロ・イノウエ Rise & Fall」 検索 → 不明


ペドロ・イノウエ 

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これまで、韓国、日本、フランス、イギリスで個展を開催してきた。2001年~2007年まで、イギリスのジョナサン・バーンブルック・スタジオに在籍し、デヴィッド・ボウイやデミアン・ハースト、坂本龍一のアートワークを担当する。現在、『アドバスターズ』クリエイティヴ・ディレクター。ブラジル、サンパウロ在住。

ペドロ・イノウエの作品は以下で見ることができます。
www.terror-mon-amour.com (artistic)
www.cargocollective.com/pedroinoue (commercial last works)
www.coletivo.org/pedro (commercial old works)





 画像検索 → 

 ・ペドロ・イノウエとの対話 デザインと政治:グローバル資本主義を超えて



そこで、こんなワークショップを発見

革命的版画ワークショップ


5月4日『革命的版画ワークショップ』



 民衆の、民衆のための、民衆による版画運動の復興。かつて日本でも興隆していた民衆版画運動、そこにはプロパガンダ以上のものがあったはずです。ヒューマニズム、コミュニティー、ネットワーク。そして、美術と政治の蜜月。

 なぜ木版画なのか。民衆が芸術を創りだすこと。その道を用意してくれるのが版画、特に、義務教育で幾度となく制作している、どんな人にも身近な木版画です。誰もが知っているベニア板やゴム/リノリウム板に、誰もが知っている彫刻刀で版を作ります。

 なぜ版画なのか。水彩画や油彩画といった、いわゆる絵画との違いは、「刷り」という工程にあります。その工程を経ることによって、作品は作者本人から切り離され、ひとつの芸術作品として自律することでしょう。

 また、転写版画は、版を作っている間にその完成を知ることは出来ません。常にその作品を、裏側から、または裏側を見ながら制作することになります。物事の見方、感じ方が変化するだけで、世界は違って見えるはずです。それを自分の体験とすること。そして、そこから世界を形作っていく事。これこそが「革命」なのです。



日時:2014年5月4日(日)午後3時〜

場所:IRREGULAR RHYTHM ASYLUM  サイト

新宿区新宿1-30-12-302|03-3352-6916|irregular.sanpal.co.jp

参加費:無料

お題:参加者みんなでIRREGULAR RHYTHM ASYLUMのポスターを作ります。

制作サポート:上岡誠二(artNOMAD)

※手ぶらで大丈夫ですが、愛用の木版画道具などお持ちでしたら、持参してください。
※油性インクを使って刷ります。それほど汚れることはありませんが、汚れても大丈夫な格好、または実験で使用するような割烹着、エプロンをお持ちください。また、石油系の匂いが苦手な方はマスクをご用意ください。

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Blogger

アドバスターズ(Adbusters)


ウィキペディアより  facebook 

 アドバスターズ(Adbusters)は、カナダのバンクーバーに本拠を置くアドバスターズ・メディア財団が発行する雑誌。隔月刊。
誌名は「商業広告(ad)を破壊する者(busters)」の造語である。

 さまざまな「活動家」向けのもので、記事の大半は社会問題あるいは政治問題を扱っており、反消費社会、反資本主義などもテーマとしている。

表紙には「心の環境問題ジャーナル」(Journal of the Mental Environment)と明記されており、広告やメディア、消費主義や巨大エンタティンメント産業、政治的プロパガンダが、ひとびとの心や価値観、ひいては文化全体に与える影響を批判するというスタンスに立脚している。

批評誌ではあるが、ほぼ全ページに過激なグラフィックスを多用し、メッセージ性を高めている。2006年6月現在、欧米~アジアの英語圏で、約12万部の発行部数を誇っている。これは特定のスポンサーを持たないオルタナティブな媒体としては異例なことである。

定期購読者は全体の約20%で、残りはニューススタンド等で販売されている。

 アドバスターズ・メディア財団は、この雑誌の発行の他にも、さまざまなムーブメント(キャンペーンともいわれる)を推進している。財団は非営利であり、同誌の購読料でなりたっている。カナダ以外の国でも各国の姉妹組織と提携する形で、フランス、ノルウェー、スウェーデン、日本に存在している。

 参照 アドバスターズのカレ・ラースン氏へのインタビュー サイト

アドバスターズのカレ・ラースン氏へのインタビュー
 ほんの数年前に見た、記憶に強く残る映像がある。フィリピン-反マルコス派のデモの参加者が、敵対する警官のライフルに花を手向けている。あるいは中国・天安門広場-暴徒鎮圧に現れた戦車の前に反体制派が生身で立ちはだかっている。「こういう意思表示は永遠に生き続ける」とカレ・ラースンはインタビューの中で述べた。ラースンはアドバスターズ・メディア財団の創立者でありディレクターでもある。前述のような「決定的な瞬間」は歴史の中で時間と空間を超え、世界中の「カルチャー・ジャマーズ」にインスピレーションを与えると彼は考えている。
 「いずれある日」とラースンは予言する。「人々はファーストフードや、見かけだけのクルマ、ファッションによる意思表示、ショッピング・モールなどに嫌気がさすようになるだろう」「人々は、多額の広告費を費やしている製品を購入するのを止めるようになる。高圧的でけばけばしい広告は製品のコストを押し上げるだけだからだ」「我々の子孫が今の時代を見ればあきれ返ってしまうだろう。千年の長きにわたり、地球を徹底的に痛めつけた無駄と廃棄の時代なのだから」。

 カレ・ラースンがエストニアを離れて約半世紀、依然として残るバルトなまりの紳士的な声を聞いていると、とてもそんなメディア・ゲリラに荷担しているようには思えない。

実際、ラースンが自らの心の叫びをこれらの反乱活動に注ぐようになったのは、何十年もの「良い生活」の後だ。彼は、オーストラリアで防衛省に勤務し、東京でマーケットリサーチの会社を立ち上げ、終生の移住地であるカナダでは映画制作に携わっている。

数々の賞を獲得したドキュメンタリー制作者として名を上げていたラースンに転機が訪れたのは1989年のことだ。

当時、北米の太平洋岸の原生林では、企業による無計画な木材の乱伐が環境破壊を引き起こしていたが、彼はこれ告発するテレビスポットを制作する。

しかし、どのテレビ局も放映時間を売ろうとしなかったため、ラースンはひどくショックを受けた。それはある種の「真実の顕現」だったという。

「放送電波にはデモクラシーがない」と悟ったのだ。

以後、ラースンとその一派は、「基本的人権としてのコミュニケーション」を獲得するために長い戦いに着手することになる。ターゲットには、高級ブランド、放送網、GNP優先の経済、美容産業、過剰消費、そして、消費システムの強力な推進力である広告そのものが含まれる。フィリップ・モリス(「私が必ず噛みつく不倶戴天の敵」)などの世界屈指の有力企業との戦いは、ラースンにとって破壊的なゲーム以上のものである。

彼の固い信念は、「我々は世界を変えられるし、変えなければならない」というものだ。


ガブリエル:今のようなカルチャーは、どのようなカルチャーによって取って代わられるべきだと思いますか。

カル:まぁ、色々あると思うが、新しいカルチャーは、非商業的で誠心誠意に満ちており、正しいコストの市場が存在し、急進的民主主義と新しい人権としてのコミュニケーション権(情報化時代に必須だ)が備わっているべきだと思う。

私の本の中にはこういった数多くの「メタミーム」(注4)があるが、人類史上最初のグローバル・カルチャーの礎(いしずえ)として根付くと良いと思う。

でもね、力強いカルチャーは、ワイルドでカオス的で予測不可能だ。未来のカルチャーの予想だの分析だのやってないで、単に未来のカルチャーを生きれば良いのだ。

実践こそが創造というわけだ。そして、勿論、どんなカルチャーを創造したいかと言ったところで、今の世代のジャマーと新世代のジャマーが全く異なる考えを持つことだってありうるだろう。

注4: 「ミーム」とは、生命の最小単位であるとされるジーン(遺伝子;gene)のアナロジー。イデオロギーも生命同様に自己複製および自己増殖しながら人々の間を伝搬(感染)すると捉え、その(記憶に残る)最小単位としてミーム(meme)を仮想する。ここでは「メタミーム」は「ミームを生み出するミーム」。


ガブリエル:あなたの本のなかで、あなたは日本に関するドキュメンタリーを撮影している時に「禅」に出会ったと語っています。禅はあなたの思想にどのような影響を与えていますか?

カル:私が「右脳のサトリ」というタイトルのフィルムを撮影していた時、鎌倉にある禅の修道院を訪れた。

修道長に、弟子たちの瞑想を撮影させてもらえないかと尋ねたところ、彼は、よろしい、ただし、あなたがまず瞑想しなさいとおっしゃった。

瞑想を始めて数日間、物理的かつ精神的な苦悶を経て、私は自分自身に何かが起きたことがハッキリと悟った。

修行は私の安易な日常を断ち切らざるを得ないものだが、しかし逆に慎ましやかで幸福に満ちた変化を体験することができる。

人がむりやり、新しい生活パタンに押し込まれた時にありがちなものなのかもしれない、しかし人生のあるべき姿をかいま見ることができるのだよ。

 カルチャー・ジャミングは同じコンセプトに基づいている。

テレビで延々と流れ続ける消費主義的スペクタクル(消費喚起)を遮断し、自分の力で自分独自の物の見方を得ようというのだ。だからカルチャー・ジャマーも禅師も、しばしば同じように「驚き」というツールを使う。

ガブリエル:するとカルチャー・ジャミングの行動は、禅師の持つ警策(けいさく;座禅中に背中を叩く棒)のようなものですか。たとえば看板広告のコマーシャルメッセージを書き換えてしまう行為や、バイクに「クルマ1台減!」というステッカーを貼ったり、サンタクロースの格好をして「何も買うな」と力説したりすることが?

カルそう、どれも「驚き」によって夢うつつの状態からパッと抜け出すところがポイントだ。ただ、禅は個人に対するものだが、カルチャー・ジャミングはそれを社会的スケールでやる。

カルチャー全体の「サトリ」こそが問われているのだ。

インターネットには数多くの反商業的な「公案」(こうあん;禅の世界で老師から与えられる問いかけ。即座には回答や解決が不可能)があふれている。

テレビの中ですら、非常に多くの非商業的な「mindbomb」がある。自転車でデモ(注6)をやったり、「Buy Nothing Day」や「TV Turnoff Week」や他のキャンペーンをやっている間、ジャマー達がくりひろげる冗談や悪ふざけは数限りない。「Battle in Seattle」は、世界のリーダー達が集う場所で、今後も継続的に起こり続けるだろう。そして、認知可能な不協和音が我々の集団潜在意識の中で一定のマスを占めるようになると、我々の思想は公の物となり、旧態依然とした消費カルチャーは終焉を迎えるというわけだ。


注6:「クリティカル・マス」のこと。90年代にサンフランシスコの自転車愛好家たちが始めた市民運動。インターネットで検索すると日本各地にも伝播していることが判る。


Zenta
テレビから流れるコマーシャルを遮断し、自分独自の物の見方を得よう。アドバスターズ

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カレ・ラースン


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