グロリアス チェーン カフェ (glorious chain cafe)
栄光のチェーンコーヒー店
その栄光の地下では「JUREMA PRETA (ジュレマ・プレッタ 黒のジュレマ)」が開かれていた。
ドイチノフの作品のところどころに現れる「N. A.」の文字は、「New Asceticism(新しい禁欲主義者)」を意味している。
これは、彼が長年興味を持って追求してきたテーマを象徴している。というのも、ドイチノフは、17歳位の頃に政治に強い関心を持つようになり、ジョーゼフ・キャンベル(Joseph Campbell、アメリカの神話学者)などの本を熟読し、宗教における原理主義と政治における原理主義の共通点などについて彼なりに深く探究し、特にアナーキズム(無政府状態)について興味を持ってきたという。
あらゆることが聖書に基づいている西洋(キリスト教圏)にあって、「宗教や政治というものがどうやって人々をコントロールしたり社会に影響を与えたりするのかということに非常に興味がある」と語る。
サイト
会場の様子はこちらのサイトに写真がのっている。
ステファン・ドイチノフ「JUREMA PRETA」インタビュー サイト
展示場の上に会った旗はすべて版画。
--これから作品を鑑賞する人々にメッセージをお願いします。
展示に来たらわかると思うけど、テクニック、スタイルと僕の作品のいろんな側面をちょっとずつ断片的に見ることが出来ると思う。展示を見終わったら、僕の他の映像や動画を探してみて欲しい。そこで作品制作のプロセスについて語っているから、僕がどうやってアートワークを作り上げていくかより理解して貰えると思う。
翻訳:半澤順子 (Gestalten Japan)
Stephan Ditschinoff ステファン・ドイチノフ 1977年ブラジル生まれ。
信仰、死、生涯そして世俗と神聖を辛辣に描いている。
ただし、教会だけは批評的な作品は描かなかった。
彼の神聖さに対する畏怖を感じる。
一番印象に残った作品は、墓の中にいるドクロのお腹から木が生えて、
地上に出て綺麗な花を咲かせている。
その花がそのまま地上のドクロの服の柄になっている象徴的な作品。
この後、村人が語った。
「むかしは、採掘場でダイヤモンドを飲み込んで盗んだ。
オーナーたちは盗まれたダイヤを奴隷の腹を裂いて取り返した。」
渋谷でもこのムーブメントは見られる。
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