2014年5月30日金曜日

まとめ パルコ かないくん展

2014年5月30日

パルコ かないくん展

まとめ 会場 作品

5/31 今日の出来事
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おもしろいか、おもしろくないか。

読みたくなるか、そうでないか。

その差はなんだろう。

ぼくは、気持が感じられる絵や言葉、話が好きだ。

悲しさ、はかなさは辛いけど、それらがあるから、

かけがえのない時を感じることができるのかも。



絵に衝動を覚え、言葉に動かされつつある。


たぶん、仕事が終わったら見に行くと思う。




かないくん展

「ほぼ日」の死と生の展覧会 


ダ・ヴィンチ編集部 絶対はずさない!プラチナ本ですすめられていた。



ある日、ともだちのかないくんが学校を休んだ。かないくんは親友じゃない。ふつうのともだち。日常に訪れた、はじめての“死”─。

谷川俊太郎が一晩で書き上げた物語に、松本大洋が2年をかけて絵を描いた。

かないくん (ほぼにちの絵本)

1728円

5つ星のうち 5.0 繊細で、不安であるも確信を持って。 2014/1/25

By em

形式:ハードカバー|Amazon.co.jpで購入
なにげない、少年の出来事によった物語で幕を開けます。
ですが、それは完結を迎えるでなく、老人へと託されます。
その老人とは、恐らく谷川さん本人です。そして、また次の世代へと
物語が託されてゆきます。

命というもの。わかるもの、分からないもの。

それらを明確にせず、己の命題として作品に残した谷川さんの執念。
それに応えた松本さんの言葉が出ないほどの圧巻のイラスト。

まさに、あっぱれ。
これを読まずして死すべき際はない。

あくまで、感想でした。


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なんかこれも気になる

Sunny 4 (IKKI COMIX)

Sunny 4 (IKKI COMIX) 


松本大洋描く少年期作品の金字塔。第4集! 

星の子学園――その片隅に放置されたポンコツサニー。親と離れて暮らす子どもたちは、そのフロントガラスの向こうに、自分たちの未来を見出そうとして、非力な脚でアクセルを……吹かす。作家渾身の最新第4集!!

■「早く園から脱出できるように…」と、毎日のように東京に念を送る春男。その鬱屈した思いを悪戯や万引きで紛らしていたが、そんなある日…。 (第19話)

■演劇部で「青い鳥」を演じる朝子。そこに突然現れた、実の母親。"幸せはどこにある”――朝子と弟のけんじは、それを探し求めて…。(第20話)

■いつも、お母さんから静宛に送られてくるはずの手紙が…届かない。そんな折、静のクラスメートのくみちゃんが静に急接近。幼い男女の心が触れる。(第21話)

■きい子をお母さんが迎えにきた!その"朗報”に揺れる園の子たち。様々な思いを超えて、皆が彼女を送りだした、そのわずか数日後、きい子の姿が…!?(第22話)

■春男を訪ねてきた大人がいる。それは…お父さんっ!!(第23話)

■星の子学園の近隣に住む「しょんべん」。いつも妙なことを呟きながら、急に怒ったりする、不思議なおじさん。ある日、彼の住処がボヤに…!!(24話)?


最も参考になったカスタマーレビュー


By ヒロシ

ひとコマひとコマがみんな、家に置いて毎日見ていたいような絵で、それぞれの物語は予定調和をすりぬけながら子どもたちの悲しみに見事に寄り添っている。

松本大洋は早熟な表現者だったけれど、今、表現者として円熟したのは確かだと思う。大好きな「花男」「鉄コン筋クリート」「ピンポン」「竹光侍」よりも、「Sunny」の方が好きになってきた。1頁、1頁、とても大事に読んだ。

現在の様々なメディアにおける表現は、暴力も絶望も性も貧乏も悲しみも、商業主義的成功を見透かしながら、過剰になってしまった。生きている子どもたちのほんとの悲しみや痛みに寄り添った表現は、才能・知性・感性・勇気・経験などを経なければ獲得できないように思う。ふつうなマンガとして差し出されている「Sunny」の凄さは、謙虚すぎて、気がつきにくいかもしれない。でも、ここに、ほんとに人に伝えたいものをもっている表現者がいて、多くの人が共感して共有できる表現がある。

青年誌に連載されている「Sunny」だけれど、今を生きる子どもたちに届いてほしいと思う。「違う時代の子どもだけれども、僕と同じ悲しみがここで描かれている」と、ちょっと泣いて、ちょっと安心してほしい。

「青い鳥」を読んだことがあったけれど、こんなに魅力的な言葉で綴られていたのかと、自分の迂闊さに驚いた。

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